❖ あなたはいくら年金をもらえるでしょうか
突然ですが、あなたはいくら年金をもらえるか、計算したことはありますか?
最近さかんに話題になる少子高齢化。
こどもが減って高齢者が増えるということですが、これは
私たちが受け取る年金を支えてくれる労働者人口が減ると
いうことを意味しています。
これによって、
- 年金受給額の減少
- 年金受給開始年齢の変更
- 最悪、年金制度そのものが変わる
つまり、将来の生活が更に厳しくなるということです。
あなたはちゃんと準備できていますか?
❖ バラ色の引退と年金生活?その実態とは
頑張って働いたら、あとは年金をもらって悠々自適な生活・・・
多くのサラリーマンが夢見る将来ですね。
昔はそうでした。昭和初期のころの年金受給開始年齢はなんと55歳!
今ならバリバリの現役世代ですね。
でも昔は、その年齢で引退しても十分な年金が得られましたので、
本当に悠々自適な生活が実現できたのです。
私の両親がそうでした。
子供が結婚して独立したら、夫婦二人だけの夢のような年金生活。
まず実家のリフォームから始まりました。
夫婦二人しかいませんから、2階建ての家を和風建築風にして、
ゆったりとした間取りへ変更。
そして、気が向くままに大好きな箱根温泉へ。
何泊するかも決めずに、いきなり出かけるのです。
気が付いたら北海道とかいろんなところにいたことがあります。
そして極めつけは豪華客船旅行!
いったい何回行ったのでしょうか、数えることができません。
さんざん自慢されました(笑)。
これが、昭和時代の夢の引退生活です。
❖ 今日における年金の実態
しかし、状況は大きく変わりました。。
現代ではとにかく高齢者が多く、そして少子高齢化により子供が減ったことで、労働者人口あたりの年金受給者が増え、今では労働者二人で高齢者一人を支えています。
年金の出どころは、現在の労働者によって支えられています。
だから、少子高齢化になるほど、その原資の確保が難しくなるのです。
もしかしたら、私たちが年金を受け取るころには、大幅な減額措置がとられているかもしれません。
でもそうなったら今の生活はとてもできないでしょう。
現役の今ではまったく想像できないような貧困生活になるかもしれません。
「私は毎月かなりの年金保険を支払っているので大丈夫」
いいえ、そのお金はあなたの将来のために蓄えられているわけではないのです。
いまの高齢者に年金として支払われているのです。
ですから、あなたが年金受給者になったら、その時の現役世代によって支払われる年金保険に依存するのです。
そして、その労働者がさらに減り、高齢者がさらに増えたら、当然ひとりあたりの年金額は減少してしまうという危険性があるのです!
❖ 自分の身を自分で守る時代がやってきます
ズバリ言います。
このまま何もせず、粛々と会社の仕事だけを続けていたら、あなたの老後は破綻する可能性が高いでしょう。
あなたがもし50代なら、かなりの給与所得があると思います。
サラリーマンの一般的な給与カーブのピークは50代にやってくるからです。
だから、十分な給与生活に安心してしまい、将来を憂えることを忘れます。
しかし、その時は必ず訪れます。
そして、子供が結婚し、所帯を構えたり孫が誕生し成長したりするにつけて、お祝いや支援など、実はいろいろな出費が待っています。
金持ちおじいさん、金持ちおばあさんでいたいと思いませんか?
愛する家族に何もしてあげられないのは何とも寂しいことです。
でも、誰も助けてはくれません。
子供にしても、何かの事業で成功したりしない限り、期待はできません。
さあ、自分の身を自分で守る準備をする時です。
最近の中高年の間では、たとえばこのような方法で将来に備える方が増えています。
その理由は、将来の不安へ向けた対策なのです。
だから、会社の仕事だけを粛々と行っているだけではダメなんです。