主婦の経済的自立とはどんな意味?
女性が結婚し子供が生まれると、どうしても子育てと家事が生活の中心となります。
そして、その経済力を夫の収入に依存することになりますよね。
もちろん、子供が小さいころは目が離せませんし、家事だって手を抜けません。
本当に忙しい毎日です。
しかし、会社勤めの経験がある女性であれば、私だってまだまだ働ける、働きたいと思う方も多いことでしょう。
男女雇用機会均等法の施行からずいぶん経ちますが、今日では女性の社会進出はほぼ当たり前になっています。
そのせいか、夫の収入だけに頼るのではなく、自分でお金を稼ぎたいと思う方が近年増えているとも聞きます。
家事や子育ての傍らで、経済的自立を図りたいと願う主婦の方へ、その方法について考察してみることにしました。
❖ 専業主婦の給料はいくらに相当?
専業主婦のやっている家事や育児を給与に換算すると、一体いくらくらいになるのか?
これはよくある話題なのですが、こちらのサイトによると、家事と育児をこなす専業主婦は約40~45万円の月給計算となり、子なし専業主婦でも月20万円ぐらいにはなるようです。
専業主婦の方は実際に収入を得る活動はしていないわけですが、実はこれだけの価値に相当する「仕事」を行っているということなのです。
「誰のおかげで生活出来ているんだ!」なんていう身勝手な夫の言い分は明らかに間違ってますね。
妻のおかげで、家事や子育てを任せて仕事に集中できるのですから。
専業主婦の人口推移
厚生労働省の平成22年度版の「国民生活基礎調査の概況」によると、専業主婦世帯は1980年をピークに年々減少しているとのこと。
1980年が約1150万世帯だったのに対し、2010年では797万世帯と、30年間で7割弱にまで減少しています。
そして、1997年を境として、共働き世帯が専業主婦世帯よりも多くなり、共働き世帯は1012万世帯となりました。
理由として考えられるのは、
- 女性の社会進出傾向の高まり(男女雇用機会均等法なども関係)
- 夫の収入だけでは経済的に厳しい
- 子供なし世帯の増加により働く女性が増加
それぞれのご家庭でさまざまな理由があると思いますが、女性にとっては、まだまだ社会の一員として頑張れるのに、という気持ちもあるでしょう。
主婦が経済力を得るためには、どのような方法があるのでしょうか?
実は、卒業したら社会人=会社員、定年まで勤労、と考える人が多い男性よりも、女性のほうが自由な働き方がしやすいと言えます。
男性には、家庭を守るという本能が働きますので、サラリーマンの方はどうしても会社の仕事に注力しなければいけない、という意識が強く働くからでしょう。
❖ 女性が経済力を獲得する方法とは
「女性の自由は、経済的自立心から始まる」と言う記事を書いた、女性ブロガーの方がいらっしゃいます。
経済的に自立すれば、自分の人生を自分で決められる。好きな生き方を決められるに違いない。そう考えると、すごくワクワクしてきた。なんだか背中に翼が生えたみたいな気分だった。
(引用:ブログ「女性の自由は、経済的自立心からはじまる。」)
自分で設立した会社に150億円もの値が付いたことがあったそうです。
お金じゃない、自立の覚悟、それが、自由への第一歩。
そう締めくくられています。
いつでも稼げる力を身に着けることで、本当の自由が手に入ると。
これは極端な例かもしれませんが、お金を稼げる力を身に着けるということは、経済的自立を意味することであり、雇われ侍で会社から給料をもらうサラリーマンは、実は会社に依存しているので経済的自立とは言えません。
つまり、会社を辞めると生活が成り立たない男性に対して、主婦は夫の給料で生活しながら、実は経済的自立のチャンスを模索しやすいのです。
そして、自宅にいる時間が多い主婦の方の多くは、インターネットをパソコンで利用しています。
そんな環境の特性を生かした、「人に雇われる」のではない、経済的自立を獲得できる主婦ならではの方法を考えてみましょう。
◆ 個人アウトソーシング
代表的な仕事内容としては、データ入力、記事作成、モニター、WEBデザイン、グラフィックデザインなどがあります。
インターネットを使って、これらの仕事を請け負うのです。
会社に雇われるわけではありませんので、個人契約によるプチ独立のようなものですね。
特にWebデザインなどはスキルワークなので、報酬は高くなります。
ただし、いったん請け負った仕事は納期までに完了する必要があり、風邪をひいてもやり遂げることが求められます。
言い換えると、プロフェッショナルということですね。
◆ ネットショップの開店
インターネット上に自分のホームページを開設し、自分が売りたいと思う商品を販売する方法です。
商品はある意味、何でもOKです。
自分が広告しやすい、売りやすいカテゴリーを決めればよいのです。
手作りアクセサリーや、個人輸入商品、アンティーク物を探して出品するなど、ほぼ無限大の可能性がありますね。
開店のための費用がほとんどかからない(自分でHPを作る場合)というメリットがありますが、売る商品を確保したり在庫し、受注したら出荷するという作業も発生します。
◆ アフィリエイトで稼ぐ
アフィリエイトとは、商品を売りたい企業に代わって、自らのブログサイトなどで広告宣伝を行い、成約したら報酬が入るというネットビジネスです。
アフィリエイトは、やってみると奥の深いもので、やり方が色々あります。
もっとも早い方法はやはりブログからですが、メルマガやSNSなどと相乗効果を生み出すことで、その収入を不労所得にすることも十分可能なのです。
そうすると、遊んでいても寝ていても、勝手に収入が入ってきますので、主婦の方であれば、家事や子育て中にも、収入が入るようになるのです。
この「不労所得」というのがネットビジネスの醍醐味なのです。
現在では、これまでのアフィリエイトから一歩進化した、リファーラルマーケティングという方法で、不労所得を構築する主婦の方が増えてきました。
ネット上で、不特定多数を相手にしたマーケティングです。
日本だけでもインターネット利用者は1億人以上、巨大なマーケットがそこに存在するからこそできる事ですね。
❖ うまく行くかどうかはあなた次第!
もっとも大切なことは、行動を起こすことです。
理解した、知っている、だけでは何も現状を変えることはできません。
いったん行動を始めれば、たとえそれが初めての事であっても、人間は探求心がありますので、どんどん新しい事を覚え、それを実行して経験を積み、気づいたらその道のプロになっている、というサイクルが重要です。
たとえば始めてブログを書き始めると、次第に多くの人に読んでもらいたいと考えるようになるでしょう。
すると、自然とSEO対策などのスキルが身につき、読んでもらえる文章の書き方も覚え、気が付けば立派なブロガーになっているのです。
しかし何事も、行動を起こさなければ始まらないのです。
毎日の隙間時間を上手に作って、まずはやってみましょう!
将来の「経済的自立」を実現するために。