なぜ、あの人はリタイアしたのに毎年ハワイへ行けるのでしょうか?
そんな人、まわりに一人くらいいませんか?
その人は間違いなく、豊かな収入源と蓄え(資産)がある人でしょう。
現役のころ努力して築いたに違いありません。
一方で、会社の仕事以外なにもしない現役が増えています。
リタイアするとどんな生活が待っているのでしょうか。
会社員の定年後の収入では生活できないとは
定年を迎えてリタイアしたら、どのような生活が待っていると思いますか。
まさか「悠々自適で自由な生活」を夢見てはいませんよね?
今どきそんな第二の人生は夢のまた夢です。
なぜでしょうか?
老後の生活費はいくら必要?
公益財団法人生命保険文化センターの調べによると、なんと81.4%の現役世代の方が「公的年金だけでは不十分」と答えたそうです。
同調査によると、夫婦二人がリタイア後に必要な生活費は月22万円とのこと。
これは最低限の費用で、『旅行やレジャー』『趣味や教養』『日常生活費の充実』を実現しようとすると、月34.9万円が必要となります。
一方で、日本人の寿命を考えると、2015年時点では、女性87.05歳、男性80.79歳。
私たち現役世代がこの年になるころ、きっと90歳に到達していることでしょう。
65歳でリタイア、90歳まで生きたとすると25年分の生活費が必要です。
34.9万円 × 12カ月 × 25年 = 1億470万円!
これが、セカンドライフを実現するために必要なお金です。
年金はいくらもらえるのか?
リタイア後の主な収入源は年金ですね。
会社員の場合、厚生年金+国民年金がもらえます。
標準的なモデル世帯の場合、2016年時点での受け取れる総額は月221,504円。
でもちょっと待ってください!
確か、必要生活費は34.9万円でした。
ということは、34.9万 - 22万 = 12.9万円の赤字です。
25年間生活したとすると、なんと3870万円が必要という計算です。
つまり、現役時代に約4000万円の貯蓄をするか、月13万円以上の副収入が得られないと、十分な生活はできない、ということになります。
なんという現実でしょうか。。
目の前が暗くなりますね。
インフレの恐怖
これまでの計算は、あくまで現時点を想定した内容です。
将来、インフレによる物価上昇を考慮していません。
2017年12月の前年同月比は1.0%でした。
もしあなたがいま55歳だとして、定年まで10年だとします。
毎年1.0%の物価上昇が発生すると、10年後の物価は現在よりも約10.5%上昇します。
そして25年間生きたとしたら、その時点で現在より約41.7%上昇する計算です。
単純平均をとると26.1%、先ほどの約4000万円に対してプラス1044万円ですから、約5000万円の貯蓄が必要です。
定年までに5000万円の蓄えが可能でしょうか。
いまの自分に何が出来るかを考える時です
このブログを読んでるあなたはラッキーです。
この恐るべき現実に気づくことが出来たはず。
もう残された時間はあまりありません。
今すぐに、将来に向けた行動を起こす必要があります。
さて、どんな対策が打てるでしょうか?
貯蓄を増やす
あなたが55歳だとすると、あと10年間です。
もし現在の貯蓄が1000万円だとしたら、あと4000万円何とかしなければいけません。
10年ですから、毎年400万円の貯蓄が必要です。
生活を切り詰め、副収入源を確保し、毎月およそ33万円ずつ貯蓄。
かなり厳しいですね。。
投資でお金を増やす
たとえば株式投資やFX投資。
特にFXはレバレッジが効きますので、チャンスは大いにあります。
しかし、その成功率がきわめて低いのも事実。
失敗したら元本は戻ってきません。
不動産投資で家賃収入を確保するという手もありますが、扱う案件の金額が大きいので、万が一不良債権となったら目も当てられませんね。
リスク覚悟で臨む必要があるでしょう。
起業する
一言に企業と言っても、さまざまな方法があります。
まず思い浮かべるのが、会社を起こしたり、店を開業すること。
定年がありませんので65歳を過ぎても営業を続けられますが、会社を辞めたら厚生年金が減ってしまいます。
そして、実はその成功率(たとえば10年後の生存率)が低いのも現実。
起業したものの、借金を抱えたまま倒産でもしたら、負債だけが手元に残ります。
家族を路頭に迷わせるリスクがありますね。
ネット起業する
もっとも低リスクな起業の方法がインターネットを活用した起業です。
ネットショップなどはインターネットを使うというだけで、お店を開業するのと一緒ですから、店舗を持つ必要はありませんが、商品の出荷や仕入れ、在庫確保などの業務が発生します。
しかし、アフィリエイトなど、紹介を中心としたビジネスなら、リスクは最小限に抑えられます。
そして、必要な資本はパソコンとインターネット環境です。
今では、リファーラルマーケティングなどの紹介のみのビジネスもインターネットで出来るようになりました。
これなら、出来そうではありませんか?
何もしないことがリスク
今の時代、会社の仕事だけをやっていることがリスクなのです。
会社の仕事は定年があります。
そして、定年を迎えたら給料はそこでストップ。
合計5000万円の借金生活がそこから始まります。
もはや生きていけません。
だから、今から、そう今日から、行動を起こす必要があります。
他人ごとではありません、あなたと家族の問題です。
今すぐ、対策に取り掛かりましょう!
