20代 サラリーマン にありがちな「社二病」とは

突然ですが、“社二病”という言葉、皆さんは知っていますか?

学生時代を卒業して企業へ就職した20代サラリーマンのあなた。

そろそろ会社というものが見えてきて、仕事も覚えたころでしょう。

そんな頃、“社二病”という病があなたを待ち受けているのです!

社二病とはいったい何?

20代サラリーマン必見!

社二病って、いったい何なのでしょうか?

どうやら「社会人2年目の人が、ことさらに自分が社会人であることを自慢したり、会社や仕事に対して余裕が出始め、生半可な知識や経験を披露すること」を指す言葉なのだそう。

「中学2年生(14歳)頃の発達途上の段階にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄した言葉」を指す“中二病”という言葉から来ているそうです。

なんだか大人の人にはちょっと恥ずかしい感じがしますね。

さらに調べてみると、ネットには様々な“社二病”の症例を発見!

いったいその”症状”とは? あなたは大丈夫?

社二病の代表的な症状

  1. 寝不足アピール。ブラック企業アピール。忙しい自慢。
  2. 安い居酒屋での飲み会を嫌がる
  3. 後輩が学生気分でいることを皮肉る
  4. 「残業が大変でさあ」と愚痴を言ってしまう
  5. ビジネス書の2~3冊読んだ程度で、その受け売り発言をし、その主張と違う人に対して「だからダメなんですよ」と言ってしまう
  6. 自分の業界でしか通じない用語を「常識だろ?」といわんばかりに多用する

心当たりはありませんか?

これはつまり、とにかく自分は一人前の社会人なんだとアピールしたがる病気です。

「社二病は、中二病や大二病に比べて、社会性や一般常識がある程度身についている分、まともな意見を言ってるように思えるので、わかりにくいんですよ。自己顕示欲が強い大二病をさらにこじらせた感じです」

(出典:あるドクターの指摘)

また、将来の成長にもかかわる問題との指摘も。

「社二病になると、自分は仕事ができるような気になって、調子に乗って上司に意見をしたり、仕事が終わった後の遊び方が派手になったりするんです。

例えば毎日飲み歩くとか。そうすると、仕事が雑になったり、ラクなほうへいこうとするので、あとで伸び悩むでしょうね。本来、2年目はまだまだ若手なので、自分の苦手な分野の勉強をするなどしたほうがいい」

(出典:人材コンサルタント 常見陽平氏)

もし一つでも当てはまる症状があれば、あなたはすでに終わっているかも(笑)。

社二病の治療方法

方法は一つしかありません。

とにかく初心忘るべからず、毎日努力と学習に勤しむことです。

そして、それが経験となり、本当の自分の能力(スキル)として身につくのです。

「若いころの苦労は金を払ってでも買え」

と言われたころがあります。

人間はそんなに簡単に成長しません。

失敗を繰り返すことで、本物のスキルが身につくのですね。

「失敗」をある程度許容してくれる会社という組織の中で、とにかく学習と経験を繰り返し、先輩や上司から経験談を聴き、すべて自分の血肉にしましょう。

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実は気の毒な20代サラリーマン

もしあなたがいま20代なら、65歳の定年ははるか先の出来事のように思えるでしょう。

でも不思議なことに、頑張る毎日を過ごしていると、だんだん時が早く流れるように感じます。

企業はよく四半期(3か月)ごとに業績評価しては次の四半期の計画を立てます。

これを繰り返すうちに、気づいたら何年も経っていた、なんてことも。

そして、あっという間に30代、そして円熟の40代となります。

結婚して家庭を持ち、幸せな生活とやりがいのある仕事に充実感を感じてるうちに、気づいたら50代。

もっとも幸せを感じる年代ですね。

それなのに、なぜ今の20代サラリーマンは気の毒なのでしょうか。

超高齢化社会を支える若い世代

2018年現在、日本では約2人の労働者がひとりの高齢者の生活を支える構造になっています。

これは、異常ともいえる高齢化社会となってしまった日本の現状です。

医療技術や保険というシステムが発達したことで、世界一の長寿国にもなりました。

本来は大変おめでたい「長生き」のはずが、皮肉にもこういう現状を生み出しています。

そして、20代をはじめとした若い世代が、これからの日本の経済を支えなければいけません。

高齢化社会の負担は、現役世代の生活経済にも重くのしかかってきます。

AIの発達で仕事を失うかも

オックスフォード大学が702の職業を研究した結果、今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論に至ったそうです。

日本も同程度のスピードで自動化が進んだとしたら、いま20代の人は40代になるまでに、その仕事の47%がなくなる、ということを意味します。

知識労働者は、ビッグデータとAIによって、次々と失業するでしょう。

米国では、コールセンター業務を人間に代わって行える音声応答システムも開発されており、これにより従来に比べ60~80%のコストが削減できるそうです。

タクシーは自動運転化され、大学の講義はロボット化、受付嬢をヒューマノイドが対応するホテルも既に存在します。

”社二病”などにかかって「知ったかぶり」を言ってる場合ではありませんね。

20年後の20代サラリーマンはどうなるか

あらゆる自動化が先進国の労働者を減らし、人間はクリエイティブな仕事のみに集中することになるでしょう。

今の20代サラリーマンが40代になったころ、そういう社会がやってきます。

オックスフォードの調査結果どおりになったとしたら、約半数のサラリーマンは職を失います。

しかし更なる医療の発達で、高齢者は増加の一途をたどるでしょう。

これは国の財政が破たんし、あなたの生活も深刻な状態になることを意味します。

現時点で、このあたりまでは既に分かってること。

そしてみなさんが高齢者になったころ、その生活を支える現役世代の約半分が失業してますので、もう年金はもらえないかもしれません。

会社の仕事を頑張る傍らで、いつなにが起きてもダイジョブなように手を打っておくことが、もっとも賢明なこれからの生き方と言えるでしょうね。

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