「定年」とは何でしょうか。
「ある一定の年齢に達したら仕事を退職・退官する場合のその年齢のこと」
出典:大辞泉
一般企業の場合、定年は就業規則に記載されていますが、定年を定めることは法的に義務化されているわけではありません。
政府も「何歳でも、その適性に応じて雇用が確保され、健康状態に応じて、70歳を超えても活躍の場が与えられる」と謳っているものの、現実的に日本企業では40歳以上での再就職は非常に難しく、その対策までは示唆されてはいません。
結果、多くの日本企業は「定年」が設定され、その年齢になればリタイアとなるのです。
「ああぁ、やっと解放された!第二の人生を謳歌しよう!」
そうなれる人は幸せですが、いまの現実はそうはいきません。
・・・なぜでしょうか?
退職後の年金不足を気にすることなく好きなだけお金を使える方法!
定年後の生活費の平均は?
さて、定年を迎えた一般的な夫婦二人が必要となる生活費はどれくらいでしょうか?
2018年7月度の家計調査によると、60歳から79歳の生活費の平均は、約27.0万円となっています。あくまで全国平均ですので、個人差や多少のゆとりを考えたら、月30万円は欲しいところですね。
ちなみに年代別の内訳は以下の通り。
60歳~64歳 28.2万円
65歳~69歳 29.2万円
70歳~74歳 25.0万円
75歳~79歳 25.4万円
定年後は生活できない? そのワケは?
ちなみに、65歳から受給できる公的年金を考えてみましょう。
引退したら主な収入源は年金収入ですが、平均的なモデル世帯における公的年金の受給額は、2017年度のデータでは約22万円となっています。
さて、単純な引き算になりますが、この収支で実際に生活は成り立つのでしょうか?
収入ー支出=22万円ー30万円=マイナス8万円
実に、毎月8万円の赤字生活に転落してしまいます!
多くのリタイア組が今では元気に働いていますが、それは年金だけでは生活ができないからです。
リタイアしたら、趣味も楽しみたいし、旅行もしたい。
なのに、生きるためだけに老人になるまで働き続けなければいけないのは、あまりにも過酷な世の中ではないでしょうか?
定年後の生活資金を確保しよう!
豊かな定年後を迎えるためには、それなりの準備が必要です。
もしあなたがいま50歳なら、65歳の定年まであと15年あります。
この15年の過ごし方が、定年後のあなたの生活経済を決めるのです!
好きな趣味に取り組みながら、悠々自適の生活を送りたくはないですか?
それなら、今から定年後の生活設計をすることが重要ですよ。
