50代のサラリーマン諸氏は必読!
そろそろ「定年」という言葉が頭をよぎるころでしょう。
50代も半ばを過ぎれば、定年後の生活を真剣に考えている最中かと思います。
モデル世帯で月22万円と言われる現代の公的年金は、今後の見直しで減額はあっても増えることはほぼありません。
対して、ゆとりのある生活のためには月35万円必要とされています。
※ 出典:「シニアガイド」
毎月13万円の赤字生活を余儀なくされるかもしれない私たちの老後生活、いったい何をすべきなのでしょうか?
毎月10万円の安定収入が自宅にいながら稼ぎ続けられる方法とは?
定年前後の心構え
貯めるより稼ぐ
よく、「〇〇万円あれば老後は安泰」などと言われます。
先ほどの例では、月13万円の赤字ですから、60歳で引退し90歳まで夫婦で生きた場合、およそ30年間はこの生活が続くわけです。
単純に積算すると、実に4,680万円の預貯金が必要という計算です!
一方で、現代の高齢者は昔よりもはるかに健康で元気。
医療や社会保障の進化によって、60歳はまだまだ現役世代なのです。
なので、老後までに貯めるという発想は切り替え(貯めることはよいことです)、60歳を過ぎてもまだまだ現役!を貫くのが良いでしょう。
社員として働けるのは、一般的に65歳までです。60歳以降は再就職となりますが、年収は1/3くらいに激減!してしまいますが、もしあなたに経験に基づく能力に自信があるならば、契約社員や企業顧問という形で働くことで、むしろ現役時代以上の収入を稼ぐことも十分可能なのですよ。
年金を当てにしてはいけない
さて、その「年金」ですが、モデル世帯で月22万円ほどしかありません。
「老後は年金で悠々自適に生活」できる時代ではすでになくなったのです。
私たちの親の世代はそうだったかもしれません。私の両親など、年金収入で毎年、豪華客船の旅とか1週間くらいの温泉旅行に出かけることができていたほどです。
でも私たちの将来はそんなに明るくありません。
でも一つ、年金を増やす方法があります。
それは、年金受給の「繰り下げ」。
これは、最大で70歳まで、年金を受け取る年齢を遅らせることで、最大で約42%も受給額を増やすことができる制度です。
何らか65歳まで働いて年金無しの生活を送ることができるなら、65歳時点の受給額を、月22万円 ⇒ 月31万円まで増やすことができます。
ゆとりある生活に月35万円必要なわけですから、毎月の赤字額を4万円まで圧縮できることになりますね。
「健康に良い」に騙されない
高齢者を狙った商法がまかり通っています。
「健康によい青汁」
「マッサージチェア」
「床ずれしない健康ベッド」
挙げればきりがありません。
いうまでもなく、高齢者の健康や将来に対する不安をあおり、年金収入を狙った商法です。
でも現代の高齢者はとても健康、社会保障も充実していますので、健康には困ってはいません。
そして、これらを購入することはすべて、あなたの生活費を増やす結果になるのです。
言葉巧みな営業トークに騙されて、何十万円もする羽毛布団を交わされたりしないようにしましょうね。
結局、何をしたらいいのか?
では、定年目前の私たちは、いったい何をしたらいいのでしょうか?
働く
まずは「働く」ということですね。
元気で集中力があるうちは、働かなければ勿体ありません。
特に専門知識や技術、経験のある方は、企業側もその経験値を必要としているのです。
企業の若返りとか言われた時期がありましたが、若者ばかりになってしまっては、経験者がいなくなりますので、しなくても済む失敗や未然に防止できるリスクを踏む危険性があるのです。
そういう時に、若い人を指導し、組織をリスクから守れるシニアな経験者が必要なのです。
しかし今の日本はまだ、60歳になると再雇用と称して、異常に安い給料で雇用を続けようとする風潮があります(再雇用、嘱託社員)。
これはあまりにもおかしいと考えます。
60歳を境に急激に衰える人などいません。
専門家として成熟し、若い人に指導ができるのはむしろ60歳以降の方々でしょう。
つまり非常に高いバリュー(市場価値)を持っているのです。
高齢者に対する日本企業の評価のしかたがおかしいのですね。
ですので、おススメは個人契約、契約社員になる、企業顧問として働く、等です。
これなら、提供する価値に対して報酬が得られますので、一気に1/3になるなどはありません。
せっかく積み上げてきた経験がこれでは台無しです。
具体策は別の記事でご紹介しますが、まずは「働く」ということを続けましょう。
不労所得源を作る
とはいえ、いつかは体力の限界が来て、そろそろ引退したいと思うときが来るでしょう。
定年=引退、ではありません。
あくまで引退の時は自分で決めるのが、これからの基本です。
では、引退後も安心の生活をするにはどうしたらよいでしょうか。
それは、働けるうちに働くと同時に、将来の不労所得源になるものを構築することです。
不動産投資などが代表例で、かなり安定的に家賃収入が得られますが、素人が収益物件を見極めたり出口戦略を策定するのはなかなか大変です。
インターネットを活用したマーケティング系のビジネスをするのが、リスクも少なくてよいでしょう。今では商品販売などせず、マーケティングのみで行えるものも登場しています。
何も売らずマーケティングだけで不労所得を得るネットビジネスとは?
趣味を楽しむ
「働く」ことばかり書いてしまいましたが、楽しいことも考えましょう。
それは、趣味です。
仕事だけをやってきていると、いざ引退した際に、何をして残りの人生を楽しむのかわからなくなってしまいます。
これがボケにつながるのですね。
精いっぱい働き、将来のためにできる限りの努力をしたら、そのあとは趣味を愉しむ人生にしましょうよ。
上記の努力によって、あなたは十分な貯蓄と不労所得と年金を手に入れたのです。
これからは、自分の好きな趣味に時間とお金をかける人生にしましょう!
退職後の年金不足を気にすることなく好きなだけお金を使える方法!
