定年後の生活を年金以外で充実させる方法

これを読んでいる方は、定年後の生活が気になる年代に差し掛かった人でしょう。

50歳を過ぎると、そろそろ定年という一大イベントを意識するのと同時に、その後の生活がどうなるのか不安になる年代に差し掛かります。

日本の多くの企業は60歳が定年ですから、50代ということはあと10年以内に定年がやってきます。

現在では、高年齢者雇用安定法で、「65歳までの定年の引上げ」「65歳までの継続雇用制度の導入」「定年の廃止」のいずれかの措置(高年齢者雇用確保措置)を実施する必要があると規定されていますが、実態として、企業は若い人を対象に未来の人財を育成したいと考えるもの。

当然、多くの60歳代は、それまでよりも低い条件で就業せざるを得なくなります。

60歳まで何十年も頑張って社会のために貢献してきたのに、なんだか切ないですね。

頑張った人ほど、豊かな第二の人生を送るべきです。

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定年後の収入源は年金だけ?

現在、日本では65歳になると公的年金を受け取ることができます。

一方で、60歳を過ぎると、50代前半のいわゆるピークの時よりも半分くらいの収入になってしまうんです。

上の例では、約800万円あった年収が60歳を過ぎると400万円台にまで落ち込むことを示しています。

60歳~64歳の5年間は、それまでの半分の生活レベルに落とさなければいけないことを意味していますね。

そして、65歳になれば晴れて年金を受け取ることが出来ますが、その金額は、、、

モデル世帯の無職夫婦で月あたり約22万円

年収換算で約265万円です。

生活維持のために、65歳に達してもなかなか仕事を辞めることはできませんね。

どんな働き方があるのでしょうか。

熟練者ならではの経験と知見を活かす

「企業顧問」とか「業務委託」という言葉を聞いたことがあると思います。

20歳代から60歳まで、40年前後も働いてきたことで膨大な知識と経験が身についています。

これを生かさない手はありません。

これまで勤めた会社で再雇用してもらおうとすると、前述のようにその年収は激減します。

しかし、厚生年金保険や国民年金保険の払い込みは60歳で終わっていますので、社員としてその会社にしがみつくメリットはそんなにありません。

ならば、再雇用されるのではなく、複数企業の顧問役や、経験を生かした業務委託(個人契約)で仕事をするというのはどうでしょうか?

どんな経験や知見が生かせる?

結論をいえば、あらゆる経験が、知見として生かせます。

逆にいえば、経験こそが、経験者しか持たない最大の強みなのです。これを生かさない手はありません。

以下はほんの一例です。

これまでの経験内容 顧問として生かせる分野
営業職・マーケティング ネットワークを活かした
販路拡大アドバイス、新規営業体制の構築など
経営職、役員、部門長 事業戦略の立案・推進、新規事業の企画など
外資系勤務経験 海外進出へのアドバイス、外国企業との窓口代行支援など
製造業、生産ライン長 新技術(商品)の研究開発支援、生産ライン効率化など
管理部門 経理システム刷新支援、事務処理効率化支援など
IT技術者 システム設計手法の指南、プログラミング技術伝授など
プロジェクト管理 プロジェクト管理者育成支援、問題解決支援、PMOなど
人事 新規採用プロセス見直し、外部リクルーター管理支援など
法務 契約条項の適正化支援、取引先との交渉支援など

どれくらい稼げるの?

職種にもよりますが、今日では1日あたり換算で5万円~10万円、特殊領域の技術などを持っていればそれ以上も。

週3日で1日10万円として月4週間働けば、月120万円もの収入になるんです。
※ 所得税や各種保険などは支払う必要あり

週1日ずつ、3社の顧問を担当するという方法もありです。サラリーマンではありませんので、二重雇用などにはなりません。

再雇用で週5日働いても半分以下の年収になるくらいだったら、いっそこの働き方の方が良くありませんか?

いつまで働けるのか?

個人契約、つまり自営なので、定年はありません。

体力、気力と知力があれば、何歳まででも働けます。

そして、上記の例なら週3日ですから、週休4日という無理の少ない働き方。

「これならできそう」と思いませんか?

もう一つの収入源を作る

さて、顧問として働く方法は分かりましたが、いつまでも働くわけにはいきません。

それにあくまで労働収入ですから、当たり前ですが働かないと得られない収入であることはサラリーマンと一緒です。

実はサラリーマン現役中はなかなか気づかないものですが、収入源は多いほど安心なのです。

特に金融・投資で言われるポートフォリオ、つまり資産や投資先を分散することでリスクヘッジを図る考え方と同じです。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」とは昔から伝わる言い伝えですが、一つのことだけに集中して生きていける時代ではすでになくなりました。

なので、65歳以上になった際の収入源は、多い方が安心です。

  1. 年金収入
  2. 経験や知見を活かした顧問としての収入
  3. 年金以外の不労所得

この3つがそろえば最強でしょう。

実は年金は立派な不労所得なのですが、その金額が必要生活費に対してあまりにも少ないために、2をやるわけです。

2は労働収入なので老齢化すれば難しくなります。

そこで、3の「年金以外の不労所得」があれば安心というわけです。不労所得という言葉が気になるなら「永続的で安定的な収入源」と捉えればよいでしょう。

出来るうちにやる!

何かをするには、それができるうちに行う必要があるでしょう。

振り出しに戻りますが、50歳を越えたら、第二の人生を豊かにするための手を打つことを真剣に考え、行動に移しましょう。

でないと、それが出来ない年齢になったときに激しく後悔します。

行動するのは、常に「今」です。「今日は疲れたから明日また考えよう」という思考の人はいつまでたっても行動が出来ないタイプの人です。

会社でも、上位職の人ほど行動力がありませんか?(昔の日本企業は違いましたが)

いつも時代も、成功すると言われる人は、決断と行動が早い人です。

この機会に、自分の決断力と行動力を見つめなおしても良いでしょう。

きっと、新しい未来が見えてくると思いますよ。

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