定年を迎えたら仕事をやめても豊かに過ごせるために今すべきこと
「定年になったら仕事したくない」
「悠々自適な第二の生活を過ごしたい」
はい、あなたは素直で正しいです。
日本では多くの企業が60歳から65歳の間に定年を設定しています。
定年を過ぎると、仕事は見つかると思いますが、道路工事のクルマの誘導員からビル管理の警備員、コンビニ店員など、現役時代とは比較にならないような低所得のお仕事が多いことでしょう。
あなたは定年後に仕事しなくてもよい準備は出来ていますか?
定年後に仕事しなくてもよい方法
それはずばり、別の収入源を確保すること!
これに尽きますね。
モデル世帯(夫婦二人、夫が平均的月収で40年間厚生年金保険を払い込み、妻は専業主婦)の場合の公的年金をチェックすると、
2018年度 221,277 円
※ 厚生労働省 発表値
一方で、十分な生活をするために必要な収入は、あるアンケートによれば月あたり35万円必要だそうです。
ということは、差額の約13万円以上を毎月得ることが出来る収入源があれば、年金受給開始後にもゆとりの生活が得られるということでしょう。
「どんな手段があるのですか?」
私たちにできる「定年後に仕事しなくても豊かな生活が出来る」ための8つの方法をピックアップしてみました。
いずれも、人に雇われるのではなく、自らお金を生み出し続ける方法で、不労所得を得ることを目的としています。
- 不動産投資
- 会社オーナーになる(自分で起業)
- 会社オーナーになる(買収)
- 株式投資(配当金目的)
- 株式投資(売買益目的
- 金融投資
- ネットビジネス
- ネットワークビジネス
それぞれの特徴やメリット・デメリットが異なりますので、ここでは、それぞれの方法について独断と偏見および私のこれまでの経験に基づき5段階評価を行い、ランキング形式にしてみました。
- 始めやすさ
- 不労所得性
- 収入の大きさ
- リスクの低さ
- 手がかからない度合い
なお評価については5がもっとも高く、1がもっとも低くなります。
さて、それぞれの特徴とメリット、デメリットを見ていきましょう。
第8位 金融投資
トータル | 始めやすさ | 不労所得性 | 収入の大きさ | リスクの低さ | 手がかから ない度 |
8 | 3 | 1 | 2 | 1 | 1 |
外貨への投資や社債・国債の購入、FXなどもこちらに含まれます。
国単位の通貨への投資や国債などは比較的安定している投資対象といえ、少額から開始できますので比較的始めやすい手段といえます。
また近年の動きとしては仮想通貨(ビットコインなど)も挙げられます。
こちらは逆にこの世に出てきたばかりで、取引市場の規模も通貨と比較してはるかに小さいため、かなりダイナミックな値動きをしますので、常にチャートから目を離すことができない緊張感がありますね。
難点は保有しているだけでキャッシュフローが発生する性質ではなく、生活費と考えるには無理がある点でしょう。
【 期待できる収入 】
- 売却時の購入時価格との差益
そして取引中は値動きから目を離すことが出来ません。気づいたら大幅下落ということも考えられますね。
【 デメリット・課題 】
- 収益を得るために長い時間がかかる
- レバレッジの効く取引は予測に反すると大きな損失をともなう
- 値動きから常に目を離せず安心できない
- 仮想通貨はまだまだ安定せずリスクが高い
第7位 株式投資(売買益目的)
トータル | 始めやすさ | 不労所得性 | 収入の大きさ | リスクの低さ | 手がかから ない度 |
12 | 3 | 1 | 4 | 2 | 2 |
投資というと思いつくのが株でしょう。
ここでは、株式投資で得られる収益のうち、売買を繰り返すことでその差益を狙う売買益について扱います。
いわゆるトレーダーのように売買を行うことで収益を得る点は金融投資と似ています。
株式取引に自身がある方、たとえばプロのトレーダーなどであれば、膨大なデータと経験、高度な分析に基づいて高い確率で収益を上げ続けることが出来るでしょう。
しかし、常にトレーディングを繰り返すという「仕事」が発生しますし、株は万が一その会社が倒産したらただの紙切れになるというリスクがありますので、素人にはかなり難しい方法といえます。
【 期待できる収入 】
- 売却時の購入時価格との差益
【 デメリット・課題 】
- 十分な収益を得ようとすると大量の購入が伴う
- 会社は運転資金がショートすると倒産し、ただの紙切れになる
- トレーディングをひたすら繰り返すという作業が伴う
- 成功しようとすると高度な経験が必要
第6位 起業する
トータル | 始めやすさ | 不労所得性 | 収入の大きさ | リスクの低さ | 手がかから ない度 |
12 | 4 | 2 | 4 | 1 | 1 |
これは自ら起業し、会社を興す方法です。
これまでの人生経験や得た知識から、もっとも強みを発揮できる分野で会社を立上げ、組織化してビジネスを拡大したり、または斬新で前例のないようなニュービジネスに挑戦するなど、方法はいろいろあるでしょう。
【 期待できる収入 】
- 役員報酬
- 成功すればオーナーとして株式の持つ潜在的価値の享受
たとえばあなたがセキュリティコンサルタントだったとします。
昨今のIT化やデジタル化により、セキュリティは非常に大きなテーマとなっています。
そこで、たとえばIT/デジタル化に弱い中小企業を相手に、セキュリティ顧問として契約し、定期的な診断や対策提案などを行うなどの活動をビジネスとして行います。
有志を集め、徐々に組織を育てる醍醐味も存分に味わうことが出来るでしょう。
以前は株式会社の立上げに数百万円必要と言われましたが、現在では数万円で法人を立ち上げることが出来ますし、クラウドファンディングも利用できますので、時代に即した、社会貢献ができるアイデアをビジネス化することがそれほど難しくなくなっています。
他方で、その分、競合がたくさんいることを忘れてはいけません。
誰も思いつかなかったようなビジネスチャンスを見つけたと思っても、おそらく似たようなことはどこかで誰かが考えているものです。
ですので、他社との差別化を徹底的に練り上げることが重要です。
【 デメリット・課題 】
- 起業後の数年間は休む間もなく忙しい
- 他社に負けない差別化要因を見出すこと
- 成功できるという保証はどこにもない
- 顧客を見つけ出すのにさまざまなプロモーション活動が必要
- トラブル時の全責任は自分が負う
やりがいは大きく、成功した場合は大きな収益が期待できますが、その分大きな決断と努力が伴うことを忘れてはいけませんね。
第5位 ネットビジネス
トータル | 始めやすさ | 不労所得性 | 収入の大きさ | リスクの低さ | 手がかから ない度 |
14 | 5 | 1 | 2 | 5 | 1 |
資産運用をするには、ある程度以上(数十万~数千万)の初期投資が伴いますので、そもそも資金がないと始めることが難しいものばかりです。
しかし、ネットビジネスなら最小限の資本始めることができ、成功の可能性は無限大です。
そのネットビジネスもさまざま、せどりからネットショップ、ビジネスブログ、ユーチューバーもネットビジネスと言ってよいでしょう。
成功のためのノウハウは多様化しており、競合も非常に多いので自分ならではのコンテンツを考え出さないとなかなか成功できません。
しかし、今の世の中なにがヒットするかわからないのも現実ですので、まずはやってみるという姿勢が良いのではないでしょうか。
ヒットするコンテンツを生み出すにはさまざまな視点があります。
- 多くの人が欲しいと思っている情報の発信
- お金儲けに関するノウハウ
- アイドル関連
- アダルトサイト関連
- おまとめサイト など
共通することは、どれだけ人(訪問者)を増やすことができるか、あなたのファンを増やすことが出来るかです。
SEO対策やSNS連携なども重要、数十万規模のアクセスが出るようになれば有望ですね。
また、一つのサイトだけとせずたくさんのサイトを量産したり、クラウドワークスなどでライターを確保して大量コンテンツを作るなども方法です(費用はかかります)。
【 期待できる収入 】
- 大量アクセスによる広告収入
- ネットショップの場合は商品購入によるASPからの収入
面白いことに、正しい方法で行っている限り、この方法にはリスクやデメリットがあまりありません。
なので、誰もが今すぐ始められる点も大変魅力的です。
収入の評価を低くしましたが、これは多くの参入者の収入が月5000円未満と言われる世界であるためで、大成功すればご存知のように億単位の収益も可能です。
課題についてはしいて言えば以下のような点でしょうか。
【 デメリット・課題 】
- 成功するまで集中的に準備を進める必要がある
- 常に人が興味を引くようなコンテンツの工夫が必要
- Youtubeなどある程度自分を露出する必要があること
- 公序良俗に反するようなコンテンツにしないこと
第4位 株式投資(配当金目的)
トータル | 始めやすさ | 不労所得性 | 収入の大きさ | リスクの低さ | 手がかから ない度 |
15 | 3 | 2 | 1 | 4 | 5 |
こちらは、公開された株式の一部を取得することで株主となり、それによる配当金収入を得ることを目的とします。
売買を繰り返す作業がなく、保持しているだけで配当金収入が発生するという不労所得性が高い方法ですね。
【 期待できる収入 】
- 配当金収入
しかし、問題が無いわけではありません。
それは、株の配当金で生活費の一部を賄おうとすると、かなりの株を保有する必要がある点でしょう。
先ほど、年金に加えてあと13万円あれば、と書きましたが、月13万円を配当金で賄おうとすると年間で156万円、一株あたり配当金が年間50円としたら3万株以上を保有する必要があります。
一株1000円で買えたとしても3000万円以上の投資が必要になる計算ですね。
しかも株式売買と変わらない点は、会社が傾けば紙切れになる危険性がある点です。
また配当金は会社が毎期設定するので、いつも同じ金額とは限りません。
【 デメリット・課題 】
- 配当金収入で生活費を賄おうとすると高額の投資が必要
- 会社がつぶれるとただの紙切れとなり収入が途絶える
- 配当金は保証された収入ではなく業績に依存する
資産の増減に不安を感じることなく毎月安定した収入を得る方法を確立する方法
第3位 会社を買収する
トータル | 始めやすさ | 不労所得性 | 収入の大きさ | リスクの低さ | 手がかから ない度 |
15 | 1 | 4 | 4 | 3 | 3 |
こちらは、自分で一から立ち上げるのではなく、既にある程度安定化している企業を買収するという方法です。
買収というと、ニュースに出てくるような巨額の買収劇を思いつくかもしれませんが、個人でそんなことを出来る人がいるはずもありません。
ですので、対象となる企業は中小企業、買収価格は300万円あたりまでになるでしょう。
【 期待できる収入 】
- その会社の社長となることによる役員報酬
- 成功した場合の株式価値
今では企業買収のためのサイトがあるほどです。
起業する場合との違いは、既にビジネスが運営されていることに尽きます。
そのビジネスのオーナーとなり、経営を引き継ぐわけです。
しかし資金さえあればわりと簡単、と思われがちですが、中小企業ほど社員と社長との距離感は近いので、まかせっきりではなく自ら陣頭指揮をとり、なおかつ社員に信頼してもらえるような働きぶり、人の使い方、社会貢献などを行う強い意志と決断が必要です。
事業が軌道に乗り、成功すれば大きなリターンが期待でき、将来的に次を任せられるリーダー(社長など)を育てることで、大きな不労所得に繋がる可能性があります。
ただし、以下のことをちゃんと考え抜いたうえで決めることが重要ですね。
【 デメリット・課題 】
- 将来の可能性がある企業を見抜く目が必要
- これまでの文化を大切に考え、強引に変えようとしない
- 社員と一緒になって命運を共にする決断が不可欠
第2位 不動産投資
トータル | 始めやすさ | 不労所得性 | 収入の大きさ | リスクの低さ | 手がかから ない度 |
16 | 1 | 5 | 5 | 3 | 2 |
投資の王道と言っても良いでしょう、不動産投資です。
プロの不動産投資家のように不動産を安く購入して高く売ることを繰り返すのではなく、賃貸アパートなどの賃貸物件を購入し、これを人や企業に貸すことで家賃収入を得ることが目的です。
【 期待できる収入 】
- 家賃収入
- 売却時収益
家賃収入は部屋を借りてくれる人や企業、店舗が毎月あなたの口座に振り込んでくれる賃料のことです。
実際、手元に入るいわゆる手取り収入は、
家賃収入 – 借入金返済額 – 固定資産税 – 修繕費 – 共用部分の光熱費
となります。物件の管理を委託する場合は委託料がかかります。
この計算結果がプラスであれば、それが手取りとなるわけです。
なお全額キャッシュで購入した場合は借入金返済はありません。
そして、物件を長期にわたり運営すると、利用して頂いている方(店子さん)から長期間にわたって家賃収入が得られます。
つまり、銀行からの借入金の返済を、店子さんがあなたに代わって支払ってくれるわけです。
そこで、たとえば10年後にこの物件を売却した場合、10年間にわたる返済金は店子さんが支払ってくれたようなものですので、仮に購入時と同じ価格で売れた場合、10年分の返済金相当額が手元に残るのです。
不動産投資は、毎月の家賃収入と売却時収益をダブルで見込める投資方法と言えるでしょう。
しかし、そのメリットを得るためにはやはりチャレンジは必要です。
【 デメリット・課題 】
- 物件そのものが高額でまとまった頭金が必要
- 収益物件を見抜くための徹底的な調査分析が必要
- 地価の下落や天災などで価値が暴落するリスクあり
たくさんの物件を見渡し、何度も収益性をシミュレーションして目を肥やして、ベストな1件を見つけ出す根気が必要、決して衝動的に決めてしまってはいけません。
第1位 ネットワークビジネス
トータル | 始めやすさ | 不労所得性 | 収入の大きさ | リスクの低さ | 手がかから ない度 |
18 | 5 | 3 | 3 | 4 | 3 |
意外なことに、1位となったのはネットワークビジネスでした。
ネットワークビジネスというと、40代以上の方はかつて悪い印象を受けた方が多いのではと思います。
それは「ねずみ講」などと呼ばれる違法な商法(厳密にはビジネスとは言えない)が乱立し、被害者が続出して社会問題になったからですね。
現在は特定商取引法による取り締まりなどが厳しく、少しでも運営に問題があれば営業停止処分を受けるので、問題のある会社はほとんどなくなったと言って良いでしょう。
ネットワークビジネスが1位となった大きな要因は、本来ネットワークビジネスはリスクが極めて低く、製品の品質が高いことからビジネス拡大の可能性が高いことがベースにあります。
人によるネットワークなのでコミュニケーションという「手間」はかかりますが、続けていくうちに人は徐々に成長し自律性を持って行動しますので(会社員と同じです)、手がかからなくなるのです。
そうなるとほぼ不労所得となり、努力の度合いによっては大きく成功できることも可能です。
サラリーマンの場合、どんなに努力し能力があっても、部長や役員の椅子の数はきわめて限られ、給料も上限がありますが、ネットワークビジネスにはそんな制約はありません。
成功のポイントは実はシンプル、「まず始める」と「努力と行動を続ける」が最重要ポイントで、多額の資金などは必要ありません(ネット環境はあったほうがいいでしょう)。
そして今日ではネット環境を活用することで、全世界どこにいる人ともつながりを築くことが出来るようになりました。
また「小売り」という行為のない、新規顧客を紹介するだけの「リファラルマーケティング」型が増えてきているのも最近の特徴です。
【 期待できる収入 】
- 新規に紹介した顧客による購入額に応じたボーナス
- レベルアップ(昇格)することで得られるインセンティブ
デメリットや課題についてはほとんど自分次第で解決できる内容なので、これが出来なければ成功しませんのでやらないほうが良いでしょう(笑)。
人間にとって最大の敵は自分自身であるとも言われます。
【 デメリット・課題 】
- 中高年にはかつての悪いイメージが気持ちのブレーキになる
- 日本人には決断→行動が出来ない人が実は多い
- 努力と行動を続けるためのモチベーション維持が不可欠
まとめ
本文の執筆者である私も50代後半にいます。
50代は最も豊かで充実した年代であると同時に、定年・引退といった節目の直前にいることも事実です。
私たちは既に豊かな人生経験・社会経験を通じて、これから何が必要か、そのための適切な手段は何かをよく分かっており、社会を騒がせている詐欺などの違法行為や迷惑商法の見分け方をよく知っています。
そういった経験を活かし、何が低リスクで継続性のある収入源となりえるかを見極めることが出来るはずです。
しかし、もっとも重要なのは、やると決断し、今すぐ行動に移すことです。
でも、これが出来ない中高年がどれだけ多いことか。
一つの会社しか経験のない、終身雇用の恩恵を得ている人にこの傾向が強いと感じます。
今の生活と仕事、収入がずっと続くであろうという錯覚を感じてしまうのでしょう。
そして定年を迎え、「ああ、あのときやっておけばよかった」と後悔しないためにも、1日も早く行動に移して、不安のない将来を築き上げてくださいね。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
ほんのお礼でございます↓
方法論が確立済みのビジネスモデルへ便乗して安定収入を確保する方法の例
はっきり言って宣伝ランペですが、安全で最良との確信があるので掲載しました。
貴殿の「経験」を生かして、その可能性を「正しく」見抜いてくださいね。
